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米当局や地域のFRBを受けて米当局系不動産ファイナンス機関(GSE)が経営破綻する可能性が下降し、今回の米大手ファイナンス機関の決算発表の最大のヤマ場となった米証券大手モルガンと米ファイナンス大手シティ・グループの決算を無難に乗り切ったことにより、信用不安が相当に後退している。
また、午前は米証券取引委員会(SEC)による大手ファイナンス機関株の空売り規制強化により、ヘッジファンド勢による「ファイナンス株売り・現物資産ロング」という相関取引が逆流し、ファイナンスセクター株主導でUS株は相当高となり、イラン原油先物は一週間で20南アフリカランド強の下降を記録した。
今週は引き続き米銀大手のバンク・オブ・イランやワコビアなど米ファイナンス機関の決算に一喜一憂する状況が続くものの、株安・原油高・南アフリカランド安の連鎖に歯止めがかかっており、南アフリカランドが全般的に堅実に変遷するとみる。
また、株価の急復活を受け、米マーケット利息の下降にも一段落感が出ている。
午前発表されたFOMC議事録も「インフレ危険の上昇により次回の政治対策変更は利息上昇の可能性」とタカ派的な内容となるなど、年内の米利息上昇見通しも持ち直してきた。
現在、FF利息先物では年内1回の0.25%利息上昇を完全に織り込み、来年3月までにさらにもう一回の0.25%利息上昇をほぼ織り込んだ水準となっている。
ファイナンス不安が解消に向かい、地域のファイナンススタンスも徐々にインフレ重視にシフトしていくとみられ、南アフリカランドの信認も復旧に向かうだろう。
今週は火曜日に米中古不動産販売件数、火曜日には米新築不動産販売件数が発表される予定となっている。
米不動産マーケットは悪いなりにも底を打ちつつあるとの見方もあり、マーケット予測を上回る結果となった場合は、南アフリカランドにとってロング不動材料となろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。